屋根リフォームの種類とよく使用される素材について解説！

こんにちは！瀬戸市でリフォームのご依頼を賜っております、長縄建築です。

本日は屋根リフォームの種類とよく使用される屋根材についてお話させて頂きます。屋根は常に太陽光から紫外線を受けており、更に雨風も直接受けるため過酷な状況に晒されています。そのため建物の中でも劣化しやすい部分かつ屋根の状態が建物全体の耐久性に大きく影響する可能性もあります。今回は屋根リフォームの種類と注意点、また屋根によく使用される屋根材の種類などについても解説いたします。

屋根リフォームの種類①：屋根の張り替え

屋根の張り替えは既存の屋根材を全て取り外し、新しい屋根材に交換するリフォームです。屋根材の劣化が激しい場合や屋根下地の状態が悪い場合等に使用される場合が多いです。既存の屋根を取り払うため下地の状態を確認し下地の補修から行う事ができます。屋根材だけでなく屋根下地から一新する事ができるため、見た目だけでなく耐久性の向上にも繋がります。

・注意点

屋根の張り替えは既存の屋根の撤去と処分が必要となるため、工費が高くなる傾向があります。また施工期間が長くなることもあります。

屋根リフォームの種類②：屋根カバー工法

屋根カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法です。既存屋根の撤去作業が不要な分屋根の張り替えよりも工期が短くなる他、費用も抑える事ができます。また屋根が二重構造になるため、断熱性能や防音性能が向上する可能性もあります。

・注意点

屋根カバー工法は既存の屋根と屋根下地の状態が比較的良好でなければ選択する事ができません。既存の屋根材の劣化が進んでいる場合や屋根下地から補修が必要な場合にはカバー工法ではなく屋根張り替え工事を選択する必要があります。またカバーを行う屋根材の分重量が増加するため、建物の耐震性が少々下がる可能性もあります。

屋根リフォームの種類③：屋根塗装

屋根塗装は既存の屋根材に塗装を行うリフォーム方法です。屋根の塗装を行うことで塗膜によって屋根材を雨や紫外線、熱などから守る事ができます。屋根塗装では塗装が新しくなり外観が綺麗になるだけでなく、選択する塗料によっても遮熱効果など特別な性能を持たせることができます。

・注意点

屋根塗装は選択する塗料や施工方法によっても塗膜の耐用年数が違います。屋根の塗装は比較的劣化しやすい箇所であることも考慮し塗料を選択する必要があります。

・スレート屋根

スレートは大きく分けて天然スレートと化粧スレートの２種類がありますが、よく使用されるのは化粧スレートです。化粧スレート屋根はセメントを材料とする薄くて軽い屋根材で、耐震性にも優れています。比較的安価でありつつも耐久性がありカラーバリエーションも豊富です。しかし劣化によって苔や藻が発生する可能性もあり、定期的なメンテナンスが必要です。

・ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は金属屋根の一種で金属鋼板をアルミニウムや亜鉛などでめっきしたもので、軽くて耐久性が高いのが特徴です。また金属素材のデメリットである錆も発生しづらい屋根材です。軽量で建物への負担が少ないため、屋根カバー工法にもよく使用されます。

・瓦

瓦は古くから使用されている伝統的な屋根材でその耐久性と美しさが特徴です。しかし重量が重いため、建物の耐震性について考慮する必要があります。

屋根リフォームは建物の耐久性を取り戻し住宅の寿命を伸ばすためにも必要です。屋根の張り替えやカバー工法、屋根塗装など目的や予算に応じてリフォーム内容を選びましょう。また屋根リフォームを検討する際には複数の業者に見積もりを取り、その中でも信頼できる業者に依頼することをおすすめします。