マンションにタンクレストイレを設置する際のポイントについて解説！

こんにちは！瀬戸市に拠点を持つリフォーム業者長縄建築です。

今回はマンションのトイレリフォームの際に気になる「タンクレストイレの注意点」についてお話させて頂きます。タンクレストイレの特徴やメリット・デメリットについても解説いたしますので、マンションでトイレリフォームを検討されている方の参考にしていただければと思います。

タンクレストイレとは、便器の後ろに洗浄用の水を貯めるタンクが付いていないトイレのことを指します。通常のタンク付トイレではタンクに水を貯めてから排水するのに対し、タンクレスといれでは給水管から直接水を供給し、便器を洗浄します。タンクが不要な分、トイレのデザインがコンパクトですっきりとした印象になります。タンクレストイレは見た目がスタイリッシュで洗練されたデザインが多く、マンションや住宅のリフォームでも人気を集めているトイレです。機能が充実しているものも多いため、リフォームの際に採用することで日常生活での利便性も上がります。

・汚れにくく掃除しやすい

タンクレストイレは形状がシンプルで凹凸が少ないため、汚れが溜まりにくく掃除もしやすいです。特にタンク周りや接合部分が無いため、ホコリも付きにくくトイレを清潔に保ちやすいです。

・連続で水を流せる

タンクレストイレはタンクに水を溜める必要が無いため、何度でも連続して水を流す事ができます。通常のトイレは一度水を流すとタンクが満たされるまで水を流せませんが、タンクレストイレでは待ち時間なく流す事ができます。

・一部修理や交換ができない

タンクレストイレは便器や機能部分が一体化しているため、通常のタンク付トイレと比べて個別のパーツ交換が難しい場合があります。そのため故障した場合には一部だけの修理では済まずにトイレ全体を交換しなければならない事がある点には注意が必要です。

・トイレリフォームの可否を確認

マンションでトイレリフォームを行う際にはまずマンションの管理規約や管理組合に確認し、トイレのリフォームが可能かどうかを調べる必要があります。マンションでは住戸内のリフォームに制限が設けられている事が多く、場合によってはトイレの設置変更が行えない事もあります。また事前に管理組合に確認し許可を得る事でトラブルを避ける事にもつながります。

・水圧調査を行う

タンクレストイレは通常便器を洗浄するために一定の水圧が必要になります。特にマンションの高層階では給水管からの水圧が不足していることがあり、タンクレストイレが設置できない場合もあります。ただブースター付きのタンクレストイレも発売されているため、こうしたモデルを選ぶことで水圧が低くてもタンクレストイレを採用できる可能性があります。

・別途手洗い場が必要

前述の通り、タンクレストイレには手洗い場が付いていません。そのためトイレ内に手洗い場が欲しい場合には別途手洗い器を設置する必要があります。特にマンションのトイレリフォームではスペースが限られる場合もあるため、レイアウトを工夫して設置場所やデザインについて事前に計画しておきましょう。

・排水方式に合わせたトイレ選び

マンションのトイレリフォームでは排水方式に合わせたタンクレストイレを選ぶ必要があります。マンションには「床排水」と「壁排水」の2つの排水方式がありますが、基本的にはその方式を変更することができません。そのためマンションのトイレリフォームでは既存の排水方式に合ったトイレを選ぶ事も大切です。

・トイレの広さに合わせて選ぶ

マンションのトイレスペースは限られている事が多いため、トイレの広さに合わせたタンクレストイレを選ぶ事も大切です。スペースに合わないトイレを選択してしまうと使い勝手の悪いトイレになってしまう可能性がありますので、サイズに悩む場合にはリフォーム業者に相談してみるのも一つの手です。

マンションのトイレリフォームでタンクレストイレを選択する際に気を付けたい点などについてお話してまいりました。タンクレストイレはデザイン性や機能性に優れており、マンションのトイレリフォームにおいても非常に人気のあるトイレです。しかしマンションに設置する際にはマンションの規約の確認や水圧の問題、スペースの確保などに気を配る必要がある点には注意が必要です。