袖壁とは？キッチンにおける役割についても解説

こんにちは！瀬戸市に拠点を持つリフォーム業者長縄建築です。

本日は袖壁と袖壁のキッチンにおける役割、またデメリットについてもお話させて頂きます。袖壁はデザイン面や機能面で役割りを持っておりキッチンにおいても有用な役割を持ちますが、場合によってはデメリットの方が強く感じてしまいリフォームで取り払ってしまいたいと考える方もいらっしゃいます。ここでは袖壁について解説させて頂きますので、キッチンリフォームを検討する際の参考にしていただければと思います。

袖壁とは柱や壁から垂直に張り出した小さな壁のことを指します。建物の構造の補強等の役割を持っており、空間を仕切る役割も果たします。住宅やマンション、商業施設等さまざまな場所で見られる事が多いです。例えば、マンションのバルコニーや民家の軒下などに設置されている袖壁は建物全体の安全性を高めたり、室内に設置された袖壁は目隠しやプライバシー保護のためにも使われます。また設置場所や素材によっては火災時の炎症を防ぐ役割を持っている事もあり、住人や財産を保護する大切な機能を持っている場合もあります。

キッチンに設置された袖壁は様々な機能的な効果を持っている場合があります。キッチンの空間は人によっては作業性やデザイン性を重視するため、袖壁がどのような機能を持っているか理解することでリフォームや新築の際に役立ちます。

・スペースを区切る

キッチンの袖壁は空間を区切るために使われることがよくあります。オープンキッチンや対面キッチンの場合、リビングやダイニングとの境目がはっきりしないことがあります。そういった時に袖壁があることでキッチンと他の生活空間を適度に区切って分ける事ができます。

・機能性やデザイン性を高める

袖壁はキッチンのデザイン性を向上させる役割も持っています。袖壁にアクセントクロスを採用することでデザイン性を上げたり、収納棚を取り付けたりスイッチやコンセントを設置したりすることで機能性を高める事も可能です。

・油跳ねを防ぐ

キッチンでは揚げ物や炒め物をする際に油が跳ねてしまうことがあります。キッチンの袖壁を設置することでダイニングやリビングへの油跳ねを防ぐ役割を持たせることができます。特にリビングやダイニングと一体化したオープンキッチンでは袖壁が油や水の飛散を防ぐ壁として役立つ事もあります。

・目隠し

袖壁はキッチン内の作業を目隠しするための役割を持ちます。特に対面キッチンの場合はリビングやダイニングからキッチンの作業が見えてしまうことがありますが、袖壁を設けることで手元や調理中の様子が見えにくくなります。それによってもし来客があった際にも袖壁があることでプライバシーを保ちつつ料理をすることができます。

・防火

キッチンは火を使う場所なので、袖壁があることで火災対策にも繋がります。

袖壁には様々な役割やメリットがある一方、デメリットも存在します。リフォームで袖壁の設置を検討する際にはそのデメリットについても理解しておきましょう。

・視界が狭まる

袖壁があることでキッチンとリビング、ダイニングとの間の視界が遮られることがあります。それによってキッチンが閉鎖的な空間に感じられる事も。特に家族とコミュニケーションを取りながら調理を楽しみたいという倍には袖壁が邪魔になる可能性があります。

・作業スペースが狭くなる

袖壁があることでキッチンの作業スペースが狭くなることもデメリットのうちの一つです。特にキッチン自体が狭い場合は袖壁のせいで調理や片付けがしにくくなり、動きにくさを感じる可能性もあります。

・家族とのコミュニケーションが取りにくくなる

袖壁はキッチンの空間を区切ることで視界が遮られ、家族とのコミュニケーションが取りにくくなってしまう場合があります。リビングでくつろいでいる家族や友人と話しながら料理をしたいという場合には袖壁がかえって孤立感を感じさせてしまう場合もあります。

袖壁は柱の補強やスペースの区切り、プライバシーの確保などいくつかの役割がある一方、視界を狭めたりして圧迫感を感じるキッチンにしてしまう事もあります。人によっては袖壁の役割について理解した上でリフォームを行って袖壁を取り払い、開放的なキッチンにする方もいらっしゃいます。「袖壁のせいでキッチンが狭く感じる」という場合にはリフォームで取り払い、より機能的で使いやすいキッチンにすることを検討するのもおすすめです。